新しい畳が届いたら
2017年5月18日 お手入れ方法届いたらすぐ雑巾で拭きたい方必見!その雑巾大丈夫ですか?

張替えや新規での製作で新しい畳が届いたら、まず雑巾で畳を拭く人が多いかと思います。
その際に気を付けて欲しいところが…
乾拭き(カラブキ)で拭く。
水分を多く含んだもので拭くと畳の目の間から水分が入り込み、カビが発生する可能性があります!
水分・湿気は畳にとって天敵なので、極力水拭きは控えた方がカビが発生する可能性を下げられます。
どうしても水拭きをする場合は、固く絞ったもので拭くようにしましょう。
※拭き掃除をする場合は畳の目に沿って拭くと汚れが落ちやすいです。
国産の畳表ですと、昔から受け継いできた「泥染め」という製法を採用しているものも多くあります。
「泥染め」というのは、収穫したイグサが乾燥しないよう、泥でパックする製法のことです。
イグサを編み込みゴザにする前に綺麗に洗うのですが、畳の目の間に細かい泥の粒子が入っており人が生活する振動で粒子が表面に出てくる場合があります。
黒い靴下などで歩くと靴下が白くなる場合もあるのでご注意ください。
国産の畳に交換した場合は1日1回、乾いた雑巾等で畳を拭く作業を1週間程度続けていただければ靴下が白くなることもないです!
丁寧に扱いすぎるよりも
新しい畳に交換すると、キレイなまま保ちたいと思っていつもより丁寧に扱っていませんか?
新しい畳は素手や素足で生活した方が長持ちします。
なぜかというと手や足の脂が、ワックスのような働きをします。
なので、小さいお子様がいらっしゃる場合は新しい畳の上でも思う存分、遊ばせてあげてください。
遊び終わったあとは白い泥の粒子がついているかもしれないので手洗いは忘れずに。